2016年3月2日 09:14
「第3の放送」で生活が変わる? ラジオ局が始める新メディアとは
、「高音質」、「パケット(通信料)なし」、「無料放送」の4つと説明した。
番組のラインナップをみると、FM局が主体となって始める放送らしく音楽にこだわったプログラムが並んでいる。コンテンツプロバイダーのTOKYO SMARTCASTが提供するチャンネル「TS ONE」では、小林克也氏や岡村靖幸氏といったDJ陣が独自のプレイリストを発信する番組を準備中。2017年にはハイレゾ級の音質にも対応する予定だ。音声放送と通信の連携により、楽曲情報の提供やECサイトへの誘導なども実施する。
音声と映像の放送では既存メディアとの違いが見出しづらいが、藤氏はデジタルデータを送信できるのがi-dioの強みだと強調する。将来の事業モデルとしては、i-dioを通じたクーポン配布やマイル付与なども視野に入っているという。
放送の新たな形を提示するi-dioだが、認知度を高めるには受信端末の普及が不可欠だ。
スマホで放送を楽しめると聞けば手軽な印象を受けるが、実際には専用のチューナーが必要であるため、一般に浸透するには時間を要するかもしれない。●普及の可能性は?
○スマホで聴くには専用チューナーが必要
i-dioを聴く方法はいくつかある。