2016年3月4日 15:22
熊本大、心拍数でてんかん発作の予知に成功 - ウェアラブルデバイス開発へ
今回、同研究グループは、多変量統計的プロセス管理(MSPC:Multivariate Statistical Process Control)という工学的手法を用い、てんかん検査のために入院した患者14名の心電図データを解析した。この結果、91%という高い精度で発作を予知することができ、発作が起こる約8分前に予知することが可能であることがわかった。
同研究グループは、今回の成果によってウェアラブル発作予知デバイスが開発されれば、発作が起こる前に、患者自身で安全を確保する対策がとれるようになると説明しており、現在、実際にウェアラブルてんかん発作予知装置の開発を進めている。すでに、東京医科歯科大学医学部附属病院や国立精神・神経医療研究センター病院などの複数の医療機関において臨床研究を進めているという。
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