2016年3月9日 10:30
アンチエイジングが期待できる食べ物とその理由を医師が解説
つまり、朝昼晩の食事の直後に摂(と)るのが最も効率的な摂取方法と言える。
食べ合わせ
さまざまな栄養素は互いに影響を与え合うため、その食べ合わせも大切。まず壊れやすいビタミンCと一緒に摂取したいのが「ビタミンP」。ビタミンCを安定させる作用があるため、摂取効率が高まる。ビタミンPはみかんなどのかんきつ類に多く、果実部分よりも薄皮や白いすじの部分に豊富に含まれる。みかんはビタミンCとPが一度に摂取できる優れものだ。その他、カルシウムやマグネシウムと一緒に食べても、ビタミンCは効率よく栄養素が摂取できる。
逆にきゅうりやにんじん、かぼちゃ、バナナ、りんごなどには、「アスコルビナーゼ」というビタミンCを破壊する酵素が含まれるため、一緒に食べない方がいいだろう。
食べるだけでアンチエイジングが期待できるのであれば、大多数の人が早速ビタミンC摂取に努めるだろう。ただ、食べるタイミングや量などのちょっとしたコツを知っているか否かで、その期待できる効果には「差」が生まれる。そして、その「差」をさらに大きくするためには運動習慣を持ったり、規則正しい睡眠をしたりすることが大切だと覚えておこう。
※写真と本文は関係ありません
○記事監修: 浜中聡子(はまなか さとこ)