2016年3月16日 17:30
中川淳一郎に聞く、節約の極意「いかに自分がそのままで幸せかを知れ」
中川: その見栄や、よく見られたいと思う欲求が、節約の邪魔をしているのです。同世代の男を見ていても、SNSでタワーマンションの高層階から見える花火の写真を撮って「家からこんなに花火が見えて、このマンション買ってよかった」とか言いながら投稿していますが、これも見栄のためにカネを使っているいい例です。コメント欄に「キャー! 今度お邪魔させてください!」とか書かれて、「248いいね!」とかつくわけでしょう。
――「248いいね!」のために高級マンションを買う。
中川: そう。いい場所から花火を見たいなら、もっと別の方法があるわけですよ。花火大会の主催者のツテをたどったり、高層階に住んでいる知り合いのところに遊びに行ったり。でも、そういうことじゃなくて、単純に虚栄心を満たしたいだけなんですよね。
花火そのものが見たいわけではなく。
――「248いいね!」がもらえれば花火じゃなくてもいいんですね。
中川: お金を稼ぐのはいいことですが、それをわざわざ人に見せる必要はありません。カッコつけたいためだけにあえて左ハンドルの車に乗るとかね。駐車券が取りづらいのに。
○見栄のためにお金を使うのは自分に自信がないから
――見栄のためにお金を使わないようにするには、どうすればいいのでしょうか?
中川: ありのままの自分に自信がないから、お金で着飾っているということなので、実績を作るのが一番です。