2016年3月22日 06:00
山田祥平のニュース羅針盤 (63) LINEのニュースとコミュニケーション
LINEの23%に対してYahoo!ニュースは49%と、倍近い開きを見せている。ただ、年代を10代に限定すると、Yahoo!が30%、LINEが33%とわずかながらも逆転する。LINE以外のSNSが27%なので、LINEとあわせれば60%となり、若い世代にとってはニュースもまたコミュニケーションの一部であるということがわかる。だからこそ、ニュースをもLINEアプリ内に融合させなければならないというのが同社の論理だろう。
LINE以外のSNSで誰かがシェアしたニュースは、それを見て終わりというケースが多いが、LINEのアカウントメディアは、1日に何度も見られる傾向があるという。つまり、エンゲージメント率が高いというのだ。そのため、従来は接触しにくかった属性を持つ層に、十分にリーチできる可能性があるということらしい。
知っている相手とのコミュニケーションの中に、ランダムに飛び込んでくるニュース情報。
読む気もないのに自然に目に入るという、情報との偶然の出会いを若年層も求めているということか。
(山田祥平 http://twitter.com/syohei/ @syohei)
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