をサポートする500万画素インカメラ、最大150Mbpsの通信速度とVoLTEをサポートするセルラー機能、そしてNFCチップを内蔵しApple Payをサポートした。
スマートフォンは大画面化が一段落しており、4.5インチ以上が標準的なサイズとなった。そのため、iPhone SEは、4インチサイズとしては最高のスペックを誇るスマートフォンと言っても過言ではないだろう。
4インチサイズのiPhoneとしては、かつてiPhone 5cも販売されたが、廉価版ながら性能に妥協があったことから、振るわなかった経験がある。小さいから性能が低い、という概念を打ち壊す、全部入りの4インチスマートフォンを投入した意図はどこにあるのか。
●アップルの現況と2つのニーズ
○背景1:iPhone・スマホ成長の減速
アップルのビジネスで最も収益を上げているのは、紛れもなくiPhoneだ。全体の収益の68%を占め、2015年は、2億3122万台を販売。前年よりも6200万台多く販売することができた。
これは、iPhone 6シリーズによる大画面化の恩恵だ。
しかし、2016年第1四半期の販売台数は、7480万台と、前年同期と比較してたった30万台の増加だった。