くらし情報『小規模保育所の定員拡大へ - 問題は「3歳の壁」と専門家』

2016年3月29日 19:00

小規模保育所の定員拡大へ - 問題は「3歳の壁」と専門家

さらに積極的に認可をしない自治体には是正を要請
(3)0~2歳児を対象とする小規模保育所の定員を19人以下から22人以下まで引き上げる(併せて例外として認められている3歳児以降の継続入園を推進する)
(4)保育士の勤務条件を改善(短時間正社員制度の推進や、保育士の子どもの優先入園など)

○「3歳の壁」を甘く見てはいないか

この中でも特に小規模保育所の定員緩和について、山下さんは「0~2歳児の枠を増やしても、3歳児以降の子どもが保育所に入れない可能性がある」と懸念を示した。小規模保育所については、対象が0~2歳児となっている。そのため、3歳児以降は新たに保育施設を確保しなければならない。いわゆる「3歳の壁」が立ちはだかるのだ。

「3歳児の受け入れ枠が不足している認可保育園は、都市部で増えています」と山下さん。国は小規模保育所の定員緩和に併せて「小規模保育園等の卒園児の3歳以降の入園が円滑にできるよう、連携施設の設定に市区町村が積極的に取り組むよう促す」としているが、促すだけで果たして定員が確保できるのかは疑問が残る。一方、施策の中で国は「小規模保育所において例外として認められている3歳児以降の継続入園をしやすくする」

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