くらし情報『2016冬ドラマ18作のベスト作品&俳優発表! - 良作連発も低視聴率のなぜ? 切ないラブストーリーに熱狂』

2016年3月30日 10:00

2016冬ドラマ18作のベスト作品&俳優発表! - 良作連発も低視聴率のなぜ? 切ないラブストーリーに熱狂

テレビ離れが叫ばれる若年層を取り込むためにも、しばらくは"恋愛ドラマ回帰"の流れが続くのではないか。

全作の全話を見た結果、冬ドラマの最優秀作品に挙げたいのは、『ちかえもん』。遊び心あふれる脚本・演出で時代劇の娯楽性を発掘・追求し、怒涛の展開でアッと言わせた最終回は出色だった。

『いつ恋』は周辺人物の描き方に荒さこそあったが、主演コンビの恋を応援させるラブストーリーの肝はしっかり。坂元裕二らしいドラマ史に残る名ゼリフも見られた。
『お義父さんと呼ばせて』は、脱力ムードの中にこだわりとサービス精神を詰め込んだ高品質な作品。視聴率とはかけ離れたところに、連ドラの魅力があることを再認識させられた。

さらに、「思い切ったチャレンジ」と「最後までやり切る強い意志」という面で、『家族ノカタチ』『ナオミとカナコ』『わたしを離さないで』をたたえておきたい。


男優では、完璧な役作りを見せた『いつ恋』の高良健吾と『ちかえもん』の青木崇高。ともに「この人以外は考えられない」と思わせるほどのハマリ役だった。女優では、陰のある女性を好演した『ナオミとカナコ』の内田有紀と『家族ノカタチ』の上野樹里。作品のコンセプトを体現するような演技で、共演者を引っ張っていた。

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