2016年3月30日 20:06
LinuxベースのAV用OS「MsHD-Vegas」登場 - 搭載PCやマザーボードセットも
DEEのiCAT事業部は30日、米iCAT製となるLinuxベースのオーディオ用OS「Realtime Audio Linux OS MsHD-Vegas」(以下、MsHD-Vegas)を発表した。4月5日からOEM出荷を開始する。合わせて、同OSを搭載したAV用PC「iCAT AVC」シリーズと、マザーボードとOSをセットにした「VEGASUS-Core」も発表した。
MsHD-Vegasは、次世代のネットワーク・オーディオ技術であるAudio over IPやHDMI over IPなど、すべてのAV機器がLANで接続されることを想定して開発されたAV機器用OS。Kernelやデバイスドライバなどのミドルウェア、ユーザーインタフェースライブラリ、アプリケーションの各レイヤーをすべて見直し、アプリケーションからKernelにいたるまで音楽と映像に特化した機能を盛り込んだ。DLNAの定義による、DMS、DMR、DRC、DRPといったすべてのファンクションに対応する。
3つのモードを備え、「PCモード」ではPCオーディオに必要なすべての機能を内蔵。ドライバからアプリケーションをiCATが一貫して実装し、設定を行っている。