2016年3月31日 21:00
加瀬亮×篠原篤、物事や状況を「変える」ために必要なモノ - ドラマ『この街の命に』
そうならないためにはある程度、意志を共にした、"違和感"を共有出来る人がいないと、って思いました」
――"違和感"を共有出来る仲間を持つことが重要であると。
加瀬「自分が今いる邦画やドラマの業界を見ても、やっぱり『穏便に行きましょう』っていう空気の方が大きいと思うので。違和感や疑問、そして『こうしていきたい』と思う"憧れ"って、意外と大事な気がします。それらを持ち続けることはって、ものすごく面倒で体力のいることだし、相当な覚悟もいるでしょうし、最終的に一人では出来ないことです」
――篠原さんの意見もぜひ聞かせて下さい。
篠原「加瀬さんがおっしゃった『違和感を投げる』ということがまさにそうだなと。一人では変えられないという意味では、"縁"という言い方をすると思うんですけど、そういう巡り合わせを引くためには、違和感と憧れを持ち続けることが大事なのかなと。そのためには決して大げさなことではなく、『自分が幸せになりたい』『そばにいる人を幸せにしたい』という気持ちが大事というか。そう考えるのは単純に人間として当たり前のことだと思うんです」
――いかに身近なものとして考えられるかどうか、でしょうか。