2022年6月29日 06:00
鈴木亮平、俳優としての完成度は「20%」 一生かけて100%に 30歳前後で迎えた転機も明かす
30歳前後でこのままじゃダメだって思ったのをすごく覚えています」と振り返り、「以前は意識的にかっこつけていたというか、俳優ってこういなきゃっていうのがすごくありましたが、そこからは自然体でそのままの自分でいこうって思いました」と変化を告白。
そう変わってから「はるかによくなっていった」と言い、「お芝居もいい結果が出るし、もう一度仕事がしたいと思ってくださる人も増えましたし、なんであんな1人で鼻息荒く突っ張っていたんだろうって(笑)。それで学べたことも失敗もたくさんあったので、そういう時期があったのは大事だと思います」と笑顔で話した。
●Myヒーロー・冴羽リョウからさまざまな影響
また、本作から「過去に生きるのではなくて今と未来に目を向けていく大切さ」を学んだという。「後悔していることはたくさんありますが、その失敗から学んで今の自分がいるので、人間失敗していいんだと。失敗した結果、また新しいものを受け入れて、いい人生だったなって思えたらいいんじゃないかなって。哲学的なテーマを持ち帰りました」としみじみ。
そんな鈴木の原動力は「人の心に長く残るものを作りたい」との思い。
「それはすごく難しいことで、うまくいった作品でも、もっとこうできたはずって、きりがない。