2016年6月4日 12:00
テレビ屋の声 - 第6回 日本テレビ古立善之氏、『イッテQ』『夜ふかし』『しやがれ』…共通するのは「ストーリーを大事にすること」
ある種完成されている嵐との番組は、古立さんにとってチャレンジという面が強いですか?
うん、やっぱり強いですね。簡単ではないですが、そういうことを目指してやっています。
●『イッテQ』最大の進化は"スピード感"
――『イッテQ』は、古立さんが経験した『電波少年』のイズムを受け継いでいますよね。その時のように、海外で素人がスターになっていくということも意識して立ち上げられたのですか?
全然そんなことはないんです。もともと海外が好きだったので『イッテQ』の企画書を書いたんですけど、無名の人を有名にしようという野望はなかったです。ただ、無名の人を使うことへの抵抗もなかったです。だから、イモトを使うにしても、日曜8時で、当時誰なのか分からない人を舞台に上げたことに関しては、いろんな人に「よくチャレンジしたよね」って言われるんですけど、そんな強い決意はなかったんですよ。
――また、新メンバーオーディションを始めましたね。
そうですね。昨日も行きましたよ。誰も知らない子が世界の果てに(笑)
――『電波少年』の全盛期から20年がたちましたが、そこから『イッテQ』が進化している部分はどんなところですか?
あの頃ってああいう番組がなかったんですよ。