くらし情報『「日本警察史上、最大の不祥事」で自主規制をぶち壊せ! - 白石和彌監督、邦画界に捧ぐ"悪意"の表現「本命だけのレースはつまらない」』

2016年7月5日 10:30

「日本警察史上、最大の不祥事」で自主規制をぶち壊せ! - 白石和彌監督、邦画界に捧ぐ"悪意"の表現「本命だけのレースはつまらない」

「日本警察史上、最大の不祥事」で自主規制をぶち壊せ! - 白石和彌監督、邦画界に捧ぐ"悪意"の表現「本命だけのレースはつまらない」

●拳銃の不正押収は「絶対に楽しいこと」
死刑囚の告発をもとに、記者が殺人事件の首謀者を追い詰めていく犯罪ドキュメント小説『凶悪』。山田孝之の主演で2013年に実写化され、第37回日本アカデミー賞の優秀監督賞をはじめその年の映画賞の28冠に輝いた。原作からはジャーナリズム精神を正義とする記者の姿が浮かび上がるが、映画では悪事を暴くことにのめり込み、家庭が崩壊するという闇の部分も映し出す。妻からの「面白かったんでしょ?」という言葉は、山田演じる藤井の心を深くえぐる。

この作品を手掛けて一躍時の人となった白石和彌監督が、今度は北海道警察の不祥事をテーマにした映画『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)でメガホンをとった。綾野剛演じる刑事・諸星要一は「正義の味方、悪を絶つ」という信念を持ちながら、先輩刑事・村井(ピエール瀧)の教えに従って、裏社会に身を投じる。スパイであるSの協力により次々と拳銃を押収し、「銃器対策課のエース」と呼ばれるまで昇りつめるが、「日本警察史上、最大の不祥事」によって破滅の運命へと導かれる。

『日本で一番悪い奴ら』の原作が、主人公のモデルである稲葉圭昭氏のノンフィクション小説『恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白』。

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