くらし情報『ダイアモンド・ユカイ、芸歴30年目のオーディション - ミュージカル『ミス・サイゴン』出演を目指した理由』

2016年9月9日 11:00

ダイアモンド・ユカイ、芸歴30年目のオーディション - ミュージカル『ミス・サイゴン』出演を目指した理由

でも、中学でビートルズに出会ってからは、ロックの道をまっしぐらだったんで、離れていったけど、根底には歌って踊れる人に対する憧れはあったね。

――ミュージカルという世界に50代で新たに挑戦する心境はいかがですか?

それが、初めて『ミス・サイゴン』を見た時、ロックで表現したかったものが、このミュージカルに詰まってると思ったんだよね。エンジニアが歌う楽曲も、まさにダイアモンド・ユカイが歌いたかった曲で。ほかのミュージカルも見てきて、その中の曲がいい歌だなと思うことはあったけど、自分の表現したいドンピシャの曲があるとは思ってなかったから、雷に打たれたみたいだったね。

――どういう部分に打たれたんでしょうか。

全部だね。エンジニアの曲『アメリカン・ドリーム』は、デイヴィッド・リー・ロスの『カリフォルニア・ガールズ』とか、マリリン・モンローの『Diamonds Are a Girl’s Best Friend』とか、マドンナの『マテリアル・ガール』をよりぶっ飛んだロックの世界だなと。ダイアモンド・ユカイとしても、そういう世界をやってきたつもりではあったんだけど、ミュージカルの物語の中で、そういう曲をやる意味ってまた格別で。

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