2016年11月6日 12:00
重岡大毅、映画関係者に「見つかった」と噂の『溺れるナイフ』 - 役作り&仕事の面白さ
と思いました。夏芽のためだけに身を粉にして、まっしぐらじゃないですか。それでもがんばってる感がないなんて。もっとカッコつけたくなると思うんですよね。大友には「お前気づいてへんか知らんけど、すごいねんぞ!」と言いたい。
だから「気持ち良くなってはいけないな」と思って演じてたんですけど、完成した作品を観たら、出てた!(笑) 夏芽を前にしてイキってるところがちょっと出てましたね。
――監督から、素でいて欲しいみたいな要請もあったんでしょうか。
それが本当に軸だったので、ちょっとでも力が入っちゃうと、すぐさまカットがかかりました。
すごいシビアで、何かにとらわれたらいけない撮影、みたいな感じやったんです。
――山戸監督の現場だからこそ、違う部分もありましたか?
たくさん作品に出てるわけじゃないから、「こんな現場もあるんやな」くらいの気持ちでいたんです。一度撮影の合間に、菅田くんとごはんに行ったときに、初めて「変わった現場なんかな?」と切り出してみたら、「お前気づいてなかったんか!? これすごいぞ!!」と言われて。あんなにいっぱい作品に出てる菅田くんでも、特殊な現場って感じてんねやって思いましたし、突き抜けてる現場を知れてラッキーだと思いました。