2016年12月13日 14:00
SW新作『ローグ・ワン』G・エドワーズ監督、ジョージ・ルーカスからの唯一のリクエスト明かす
パイロットのボーディー・ルック(リズ・アーメッド)に僕は近いかもしれない。本当はジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)やキャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)と言いたいところだけれど、実はボーディーだと思っている。彼は偶然、皆の仲間になってしまったところがあり、別に戦争に加担したくはなかったけれど、流れでそうなってしまった。言うほど勇気もないし、カッコよくもない。いつも苦悩しているが、イザとなれば頑張るタイプだから。
――なるほど確かに、ジン、キャシアンだけでなく、ボーディーに感情移入するタイプの観客も多そうです。
皆ヒーローになりたいけれど、どちらかというと彼は普通の人間で、戦争は怖いもので、僕自身もそう思っている。犠牲を払うなど、正しいことをすることは大変だと思っている。
あと、オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)にも感情移入するよ。彼がデス・スターを作り上げたわけだけれど、僕も『スター・ウォーズ』の映画を作って手放さなくてはいけないからね。これは続かない、世の中に戻さなくちゃいけないので、彼が抱いているフラストレーションもわかるよ。でも、僕なんかより悪い奴なんだけれどね(笑)。