2016年12月20日 06:00
高橋一生、人気俳優がまさかの"残念系男子"と自己分析 -「ブスかバカ」のセリフも心痛まず!?
って聞いちゃったりするんです(笑)。あとになって「そういえば失礼だったな…」と思うことも多々あったりして。黒川は"脳みそ技術屋"の性格だと思って演じたんですが、あることに自分の興味が向いてしまうと、周りのことが見えなくなってしまう部分が、自分と似てるのかなと思いました。
――劇中では、スマホの恋愛ゲームを楽しむ女子を指して「ブスかバカだ」と毒を吐くセリフもありましたが、性格が似てるとおっしゃっても、さすがに心を痛めながら放ったセリフだったのでは?
あのシーンは、自分の会社を守るため、事業を失敗できないことを社員に伝える場面。ハッキリ伝えるために、わりと辛辣(しんらつ)な言葉を使うというのは、わりと僕にもあるので、いじわるで言っているつもりは全くありませんでした。黒川は、分かりやすく伝えるために厳しい言葉を選んでしまうので、そういうところも含めて、往々にして不器用に見えるように演じさせていただいたつもりです。
――このシーンは、黒川と主演の多部未華子さん演じる白野莉子の出会いのシーンでもありますが、撮影に8時間もかかったそうですね。僕は、作品をある程度ガッチリと作り込んでいく中で、予想だにしないことが起きるのを待てる現場というのが、ある種幸せだと思っていて、このシーンの現場は、そういうことを待ってくださったという部分もあったので、8時間たっても、気づいたらそれくらいかかってたなという感じでした。