くらし情報『『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督「ミラよりも娘の演出の方が緊張した」』

2016年12月25日 12:00

『バイオハザード』のポール・W・S・アンダーソン監督「ミラよりも娘の演出の方が緊張した」

――さすがはお二人の血を受け継いでいるだけあり、エヴァちゃんの存在感も素晴らしかったです。

ありがとう。彼女に才能があるということは感じていたけど、撮っていてようやくほっとしたのは葬式のシーンかな。当時エヴァはまだ7歳だったけど、カメラの動きを把握しつつもその場の感情に身をゆだねることができていたんだ。最初はイアン・グレンをアップで映し、そこから彼女にパンするシーン。そこで絶妙なタイミングで涙を流してくれた。技術部を意識しつつ感情表現ができるのは、大人の役者でもそうそうできないので感心したよ。

――エヴァちゃんは、テコンドーも頑張っているそうですね。
将来はやはりアクション女優になってほしいですか?

テコンドーをやっていると、クラスの男の子をやっつけることができるから、父親としてはこの上なくうれしいね(笑)。板を二つ蹴りにして割るんだからすごいでしょ。まあ、将来的に彼女が幸せになってくれるのであれば、何をやってくれてもいいんだけど。僕もミラも意識しているのは、体力作りをちゃんと仕込んでいくことかな。武術はさらに礼儀も叩き込まれるから、きちんと学んでいってほしい。また、これから成長していく上で、女の子だといろんな心配事が出てくると思うけど、自己防衛の仕方をちゃんと身につけていたら少しは安心できるし、親としても誇らしいよ。

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