2017年3月21日 10:00
杉原杏璃、なぜ自伝的映画は"グレー"? 「思い出して泣けてくる」過去の描写- 9000字の記録【第1回】
官能小説は文字でエロスを見せることもできますから、「小説を書いてみたい」とマネージャーさんに伝えました。私とマネージャーさんはA型で、一年間の目標を立てるタイプ(笑)。写真集やDVDを出す時期をいつも話し合って決めているんですが、小説もその1つでした。
男性読者の方が多い雑誌だったので、グラビアアイドルの裏側や恋愛に溺れてしまう姿を私とリンクさせながら読んでいただいた方がリアルに感じていただけるののではないかなと思って、実体験をもとにした物語にしました。イチから考えられるようなプロではないですし、何よりも自分を参考にした方が書きやすかったんです(笑)。
――完全ノンフィクションにするプランはなかったんですか?
男性関係の部分が、私の実生活ではカサついています(笑)。脚色しなければならないところがたくさんあったので、「事実」だけで勝負はできませんでした。
――あまり聞いてはいけないことでしたか(笑)。
いえいえ、全然いいです(笑)。
――てっきり、ファンの方々の気持ちを考えて「グレー」にしたのかと。
もちろん、グラビアアイドルのイメージを自分の中で形作っている方もいらっしゃるので、そこを崩したくないという思いもありました。