2017年4月13日 00:10
浅田真央引退会見【全文/後編】伝説のソチ五輪フリー、自分の信念、結婚
――最後の全日本選手権はどんな気持ちで臨み、何が「もういいかな」と思ったのでしょうか。
試合に向かう気持ちというのは、一つ一つの試合変わらないんですけど、常にノーミスをする、完璧な演技をする、自信を持って滑るというのを考えていました。演技が終わった時に、やはり完璧ではなかったですし、自分の現役生活最高の演技ではなかったので、少し悔しい気持ちもあったんじゃないかなと思います。その後、キスアンドクライに座って、得点と順位が出た時に「あっ、もういいのかもしれない」という風に思いました。
――「もういいのかもしれない」というのはどういうことですか?
全日本選手権は12歳から出場しているんですけど、一番残念な結果で終わってしまって、その結果も一つ大きな決断に至るにあたって大きな出来事だったんじゃないかなとは思っています。
○平昌五輪について、オリンピックという舞台について
――もしも一度だけ過去に戻れるとしたら、いつの自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?
26年間ですもんね。あぁ難しい(笑)。でも戻ることはないと思うので、パッと答えは出てこないですね。
――今、平昌五輪についてどういう風に思われますか?
あと1年で平昌五輪ということで、たぶん選手の方々はみんなそれぞれいろんな思いを持って日々生活していると思います。