くらし情報『三池崇史のキャスティング論「人間であれば、みんな役者」 - 山田孝之・綾野剛に見る"運命"の真意』

2017年5月16日 10:00

三池崇史のキャスティング論「人間であれば、みんな役者」 - 山田孝之・綾野剛に見る"運命"の真意

エンターテイメントは、「客」として接しないと。われわれは、楽しむためにやっているわけで。

今は映画をほとんど観ません。高校生の時に一番観ていたかな。助監督になってからは映画なんか観に行く時間ないですから。それに心の余裕もない。テレビドラマもやったことがありますが、自分の作った作品をテレビで観たこともないです。一度も。
録画して観ようという熱さもない。DVDなどで観返したこともない。

そういう欲求はもう少し後で来るんだろうなという気がしています。映画を撮らなくなって、孫がある程度大きくなった時に、「どうよ?」みたいな(笑)。客として楽しみなのは、だいぶ先になりますが『パシフィック・リム2』ぐらいですかね。初日のオールナイトで、ビールをしこたま買って観るんです(笑)。

●山田孝之と綾野剛の起用秘話
――観客として楽しむんですね。

そうですね。
自分の作品でいえば、映画を作って監督として現場を楽しむ。苦行になっちゃうのはイヤなんですよね。真剣にはなるんですけど、どこか余裕がないと。何か失敗しても、「努力してこなくてこれだけやれたからよかったじゃん」みたいな逃げ場というか。なんか、どこか「気楽さ」

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