2017年5月20日 11:00
リリー・フランキー×亀梨和也、55年前の三島作品と今の時代のリンクを語り合う - 映画『美しい星』父子対談
リリーさんって、圧倒的に"リリーさん"じゃないですか(笑)。お仕事でお会いする時もその雰囲気は変わらず存在感があって、現場で主役の立ち方がすごいな、と思いました。ナチュラルでいながら、強さを持ち合わせるというのはなかなか……僕にはまだまだできないことです。
リリー:亀梨くんは男らしい部分もあるし、目ヂカラが強い、初対面だと「強い人なのかな」と誤解されやすいのかもしれないけど、すごくいいお兄さんですよ。僕以外の先輩にも「あいつ元気かなあ」と思い出させる人なんですよね。あと、ちゃんと酔っぱらうところも信用できる(笑)。
亀梨:ちゃんと酔っちゃいますね(笑)。1回、P(山下智久)と飲んでいて、リリーさんのお知り合いのお店に2人で行こうと言ったんですが、2人とも酔っ払っているから全然お店の暗証番号が思い出せなくて、リリーさんに電話しました(笑)。
リリー:「お父さーん! お父さん!!」と電話が来て、「何があったんだ」と迎えに行ったらもう帰っちゃってた(笑)。
亀梨:本当に申し訳ないです(笑)。――今回はかなり原作から翻案されている点もあり、かなり大胆な作品になっていると思いましたが、お二人は観た後にどう受けとられましたか?
リリー:取材をたくさん受けているんですが、この映画、しゃべればしゃべるほど、お客さんが来づらくなるんじゃないかと(笑)。