2017年7月17日 21:00
『パワーレンジャー』ヒーロー映画なのになかなか変身しないワケ…監督が狙い明かす
だから、実際に変身する瞬間は遅くて、映画の最後のほうに持っていくことになったのさ。
――なかなか変身しないなと観ていて思いましたが、そのことも狙いだったということに途中で気が付きました(笑)
スーパーヒーローの映画なのに映画の3分の2を過ぎてから変身するって、かなり大胆なことだとは僕も思うけれども、そうでもしないとアクションとアドベンチャーの映画にはならないと思ったよ。おかげで、この映画はとてもユニークなものになったと思うよ。
――その一方で、敵のキャラクターがコミカルに映るシーンもあるなど、シリアスなだけではなかったですね。そのサジ加減については、どういう感覚を持っていましたか?
それは撮影や編集をしながら見つけていったポイントだけれど、いいバランスは、コミカルな部分が、このキャラクターならばありというキャラクターにとってリアルなものであれば、映画で観ていてもおかしくないと思ったかな。
――話を戻しますが、最初の質問でスーパーヒーローになるための努力が要るという話をしましたが、それはどの人にも当てはまる普遍的なテーマですよね。そのテーマについて、自分自身に当てはめて考えたりなどは?
僕は自分のことをスター監督とは思っていないよ。