くらし情報『オダギリジョー、納得できない仕事を避ける理由とは? - 『ゆれる』後の「甘え」「慣れ」の先にあった最高到達点 【第1回 役者の岐路】』

2017年10月6日 11:00

オダギリジョー、納得できない仕事を避ける理由とは? - 『ゆれる』後の「甘え」「慣れ」の先にあった最高到達点 【第1回 役者の岐路】

、「自分が信じるものに対して突き進む」という点においてはすごく共感できる部分がありました。

――映画の中では、亡くなった父のジャケットを炎天下の中で着る姿、勉学を優先するために友人からのチェスの誘いを断りつつ本当に申し訳なさそうに謝る姿。そして、悪友が捨てた女性・ルイサとその子供への無償の愛。そういう彼の多面的な優しさが映し出されている作品でした。勝手なイメージですが、「オダギリさんもこのような方なんじゃないか」と思いながら観ていました。

僕は自分のことを優しいとは思っていません(笑)。彼の「優しさ」については、監督が時間をかけて重ねた学友からの取材や、そこから広がったイメージなどから描かれた部分がきっと大きいと思うんですよね。それをいかに人間的な説得力を持って観客に届けるかということが俳優の仕事だと思うので、自分の優しさは残念ながら関係ないのかなと思います。
正直なところ、僕はどちらかというと他人に厳しく、自分には甘いタイプなんですが(笑)。僕もフレディみたいな人には憧れるというか、あのような優しさを持った男性はとても魅力的だと思います。

――フレディさんが生まれ育ったボリビア・ベニ州の方言のスペイン語を、約半年間でマスターされたそうですね。

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