2017年12月5日 11:30
山田涼介、完成後に自ら声を入れ直した『鋼の錬金術師』 ディーン・フジオカと振り返る作品への思い
現場でも、男として「かっけ~」と見ていました。
ディーン:山田くんの存在感は、生まれ持った一つの才能ですよね。さらに、その存在感と同じくらい魅力的だなと思ったのが、骨太なところ。山田くんと話していると、強さを感じますし、エドというキャラクターを演じる上でも、その骨の太さがドンピシャで、生身の人間が持つキャラクター性を引き出している。僕は山田くんの意志の強さを感じて、興味を持って撮影の合間にも色々と聞いてしまいました(笑)。山田くんどういう形で今の仕事を始めたのかとか、僕はまだ4~5年くらいしか日本での経験がないので、日本で芸能の仕事をしていくことについても。
『鋼の錬金術師』は原作の魅力があって、他の国からもどういう形で実写化されるか、興味を持たれている大きな作品です。僕も他の国で仕事しているときに、みんなから興味を持たれて『鋼の錬金術師』について聞かれます。
そんな大きな作品で、座長として、主人公のエドとして、強くそこにいる山田くんの意志が、演技をしているときも目や台詞回しにも出ている。
それは、演技だけでできるものではないのだと思います。役を理解して演じてみても、パッとできるものではなく、そもそも本人が持っている強さは、良くも悪くも隠せないものですから。