くらし情報『藤原紀香、東日本大震災ドキュメンタリーでナレーション「心に突き刺さった」』

2018年3月5日 10:00

藤原紀香、東日本大震災ドキュメンタリーでナレーション「心に突き刺さった」

多分無理だろうなと思いましたが、OKをくださって夢のようなナレーションが決まりました」と説明。尹監督のオファーに応えた藤原は、感情を抑えたナレーションを披露しているが、「大変勉強させていただきました。山寺さんに後からお話をうかがったらプロの山寺さんでさえ涙声になったと仰っていて」と驚いた様子で、「震災から7年が経とうとする今、自分がどんなことをできるか考えました。こういった映画に参加することができて本当にうれしく思います」と充実した表情だった。

最後のあいさつでは、宮城県女川町にあった桜の木のエピソードも披露した藤原。「前回お邪魔した時に、小学生の子どもたちにクレヨンと画用紙を渡して、好きなものを描いてとお願いしました。その時にある子どもが、女川の桜を描いていたんですけど、色が黄色だったんです。『どうして?』と聞くと、女川の桜が流されて新しい桜を埋め、桜が咲く頃には希望がいっぱいで、『黄色は希望の色でしょ?』と言うんです。
あの言葉が忘れられません」と感動的に紹介し、「この映画にも希望がたくさんあります。東北の方々の優しさ、笑顔、希望、そしてその経験かある言葉がきっと皆さんの心に刺さると思います。どうかその思いを、多くの方に伝えてください」と観客に強く訴えていた。

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