くらし情報『観月ありさ、又吉への愛の告白&ハグ「恥ずかしい」舞台版『火花』秘話』

2018年3月19日 11:30

観月ありさ、又吉への愛の告白&ハグ「恥ずかしい」舞台版『火花』秘話

『火花』のお話に付随して、私たち2人のストーリーが上手く絡んでいくんです。ある時は俯瞰で『火花』という物語を見ながら、ある時は『火花』の中に女優として入り込みながら、いろんな距離感で『火花』を見ていくという感じでした。

又吉:観月さんは一番複雑な役ですよね? 観月ありさとして出演しているけど、他に劇中のヒロイン2役も演じているから。

観月:そうなんですよ。自分の役を演じるのも初めてだったから、どうしようかなと思いましたが、他にも劇中に登場する2役を演じています。

――観月さんが又吉さんに「なぜ小説『火花』を書いたのか?」と尋ねるシーンがあるそうですが、実際にその答えが明確に描かれるのかが気になります。

又吉:それは今回小松さんが設定した1つの大きなテーマやと思うんです。役として僕がその問いに答えるかどうかはわからないけど、約2時間の芝居を観終わった後、観てくれた人が「おそらくこういうことやったんやろ」と、何か1つ感じられる作りにはなるんじゃないかと思っています。
それを早い段階で、僕が口頭で言ってしまうのは違うと思うので、そういうことではなく、だんだん答えが立ち上がってくる物語になっているのかなと僕自身は思っています。

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