くらし情報『松尾諭、草なぎ剛は「心の中ではお兄ちゃん」- 舞台共演で感じた魅力語る』

2018年4月18日 10:30

松尾諭、草なぎ剛は「心の中ではお兄ちゃん」- 舞台共演で感じた魅力語る

――向こうのほうから、歩み寄って来てくれている?

どうでしょうか。「僕に歩み寄っていますか?」などと聞いたことないのですが(笑)。ただ、ここをこうしよう、ああしようとか、そういう会話はまったくしていないんです。そもそも、ふたりしてべちゃくちゃしゃべったりもしていないんですけど、立ちだしたら自然ですね。抽象的な台本なのでちょっとした動きの違いで、やっぱりセリフも変わってくるから、試そうと思って違う動きを毎回するのですが、草なぎさんもするんです。僕がすれば草なぎさんもついてきてくれるし、その逆もある。そういうことがスッとできるって、草なぎさんだからなのかなと。もしかすると、歩み寄って来てくれているのかもしれないですね(笑)。


○草なぎの独特な感性と柔らかさ

――『バリーターク』は、これという答えがないタイプの作品ですよね。

ここがこうなってこうみたいなわかりやすい作品が多いなか、それとはまったく逆のタイプの作品で、ここにふたりの男がいて、もう一人男が来ます、あとはご自由に、みたいな感じですよね。観る側の人もちゃんと感じることができる作品なので、漫画よりも小説よりも文芸に近い作品かもしれないです。

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