2018年5月22日 21:00
『ピーターラビット』監督のコメディ感覚、『いいとも!』など日本も影響!?
――ヒロイン、ビア役のローズ・バーンとは、『ANNIE/アニー』でもご一緒されていますね。
ローズは友人でもある。僕は映画を撮る時、できるだけ、友人や大好きな人たちと仕事をしたいと思っている。今回のビア役は脚本段階でローズをあてがきしたけど、本当に彼女にぴったりの役だと思った。
――ビアとピーターが、おでこを寄せ合ってコミュニケーションを取る姿が最高に愛らしかったです。
あのシーンでのローズは、何もない状態で想像力を膨らませてやってくれたけど、非常に感情を込めるのは難しかったと思う。
――ピーターのおとうさんがパイにされて出てくるなど、かなりブラックな描写もあって驚きました。
あのシーンは原作にあるから入れたけど、そういうダークな部分も敢えて入れようと思った。
やはりペットではなく、自然界に生きる動物だから、そういったことも起こりうるわけで。原作では、マクレガーがナイフとフォークを持っているシーンがあるけど、それはやりすぎだと思って描かなかったよ。
――本作はハリウッドのコメディというよりは、ウィットに富んだイギリス仕立てのコメディという印象を受けました。そこは意識して作られましたか?
原作絵本は、特にイギリスやオーストラリアで愛されているから、俳優や声優陣、スタッフはすべてイギリス人やオーストラリア人にしたんだ。