くらし情報『西銘駿、『仮面ライダーゴースト』とファンの涙に救われて』

2018年6月16日 10:00

西銘駿、『仮面ライダーゴースト』とファンの涙に救われて

稽古もにぎやかでしょうね(取材は5月)。

出演者28人が稽古をするって、通常の舞台ではなかなかないことですよね。僕が演じるのは白虎隊のメンバーの一人で、現実世界では演劇部の3人だけが見える幽霊です。殺陣や所作も様になるように、しっかりと練習したいと思います。

――どのような役作りをしているんですか?

白虎隊は悲しい運命をたどった方々です。ただ、今回の台本を読んで、そこをあまり取り入れないほうがいいんじゃないかと思って。悲運な背景があるからこそ、感動を誘われるのかもしれません。冒頭のシーンで僕ら白虎隊が亡くなるシーンがあって、そこから時代が現代へと移る。
廃部寸前の演劇部が文化祭で「白虎賞」に表彰されるようにバックアップします。

最初は何もかも分からない。なぜ人が戦ってないのか、なぜ平和なのか。現代の学生たちとの交流を深める中で、一番最初に現代になじんでいく役どころです。最終的にはゲームとかYouTubeが大好きになります(笑)。ただ、そんな夢中になっている姿も切なさにつながってくるんだと思います。同じ年齢でも、生まれる時代が違えば全く状況が異なります。そこを直接訴えかけるのではなくて、現代のものに触れる喜びを通して伝えることができればなと思います。

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