2018年6月22日 11:30
青柳翔&白濱亜嵐、“イメソン”に悩む!? 新たな挑戦の『ウタモノガタリ』
はそんなにハッピーな曲ではないというか……結末は言わないほうがいいんでしたっけ?
――言わないでください(笑)。
青柳:物語が全部終わってこの曲が流れると、ある種虚無感に包まれるというか、心がぽっかりする作品に、曲のおかげで仕上がっていると思います。
●青柳翔「褒められると傷つく」
○音楽を聴いて感傷的に
――この作品に限らず、映像と音楽は密接な結びつきがありますよね。
青柳:音楽って本当にすごいな、と思いますね。映像を見終わった後に音楽がかかると、観ていた物語がよみがえってくる。聴いている人の、そのときの思い出にもなるじゃないですか。そこは音楽の素晴らしさだと思います。最近たまたま広島のみなしごになった犬猫の番組(フジテレビ『ザ・ノンフィクション』「犬と猫の向こう側」)を観てたんですけど、やっぱり最後に音楽がかかると自分も感情的になっちゃいましたね。
――青柳さん、犬猫の番組観るんですね。今回の『ウタモノガタリ』は、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」でプレミア上映されました。20周年を迎える、歴史ある映画祭に参加することをどう感じていますか?
青柳:これまでに1万作品も出品されている映画祭で、グランプリ作品は次年度のアカデミー賞短編部門のノミネート選考に入るという大きなイベントですよね。