2018年7月20日 17:25
加藤和樹、9年ぶりアルバムに込めた“働くこと”への思いと見つめ直した原点
と見つめ直すこともできた、今の自分だからこそ作れたアルバムだと思います。
●前回のアルバムから9年の間に「人が好きになった」
○自分にとってはなくてはならない場所
――今回はアルバムツアーも行われる予定で、ミュージカルなどステージで歌う機会も多いと思うのですが、やはりライブで歌う時とは感覚が違いますか?
舞台やミュージカルは役を表現するものですから、どうしても立っているのが自分自身ではないんですよね。だからこそ、音楽で自分の思いを表現してお客さんとつながれるライブは、自分にとってはなくてはならない場所です。
――歌い方や意識も変わったりするのでしょうか?
ミュージカルでは、自分の得意な歌い回しや癖を抜いていかなけれないけないので、最初は難しいと思っていましたけど、役に入ることで、自然とできてくるようにはなりました。
逆にミュージカルを始めてからは、発声の仕方や声帯のコントロールも出来るようになって、自分の楽曲を歌う時に活かされることも多くなってきました。「こういう風に声を出したい」という自分の中のイメージを、技術的な面で支えられようになったことは非常に大きいです。
――今回のアルバムも、制作は『1789』公演と被っているんですか?
そうですね、合間でレコーディングを行っています。