にしおかすみこ、執筆業に喜び 女王様キャラでのブレイクにも感謝「一発屋だからこそ…」
――そういった葛藤をどのように乗り越えてきたのでしょうか。
全然乗り越えてないです。ずっとそのままで、今はたまたま本を書く場所があって恵まれていますが、いつどうなるかわからないので。
――最近では、介護に関する講演も行われるなど、『ポンコツ一家』をきっかけにお仕事の幅が広がっていらっしゃいますね。
呼んでいただけるのはうれしいし、ありがたいなと思います。ただ、介護のことや、認知症、ダウン症に関するイベントが多いので、本を書いている時もそうですが、盛らずに正しく伝えることを意識しています。うちの家族が誤解されるのも嫌ですし、認知症やダウン症の方々が傷つかないようにというのは心に留めています。もちろん、イベントを見に来てくださった方々に楽しんでいただきたいという思いもありますが、一番は誰も傷つけたくないというのがあるので。
――11月18日に50歳を迎えられますが、今後の人生はどのように思い描いていますか?
計画を立ててそれ通り行ったこともないので、どうなるかわからないですね。一発屋になったというのも、最初から一発屋を目指している人なんていないと思いますし、思いもよらぬ方向に行っていて。