くらし情報『三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」』

2018年10月12日 12:30

三木聡監督、”気にしすぎ”な社会へ促す解放が「無意識から出てきた」

という印象があってお願いしました。千葉雄大の演じる坂口という役の変化は、物語の一つのバックボーンになってくわけじゃないですか。もしこれが千葉雄大じゃなかったら、やばかった! 成立してなかったかもしれないですね。

また、千葉君の創意工夫が面白いんですよ。「さっきこうしたけど、これはどうですか?」「こっちの方がいいですか?」と、いろいろなアプローチをしてくれるんです。普通はひとつOKが出たらそこに留まっちゃうけど、貪欲に色々試してくるんですよね。

――見た目がかわいらしい千葉さんですが、演技に貪欲なんですね。

昭和の映画には、結構見た目はかわいいけど内面にダークな部分が……という役が結構あったんだけど、そういう悪役をやってほしいです。
今回初めて会ったんですけど、日本映画の演技の幅の選択肢が広がると思うくらい、彼のポテンシャルの高さには、ビックリしました。

――これだけ芸達者な方々が揃っているのはすごいですよね。

現場で役者が持っている想像力の戦いが見れる映画監督は、なんて贅沢な仕事なんだろう、と思いますよね。映画監督は、おすすめの仕事です(笑)。
○解放される世界の方がいいんじゃないか

――今回、作中で表される「声の小ささ」

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