坂口健太郎、4度目共演・有村架純との作品作りを語る「架純ちゃんと一緒にやるときは…」
それを軽やかに表現してくれたなと思います。駅でさえ子とミキが話しているシーンを見た時に、素晴らしいなと思いました。
――坂口さんも、成瀬の中に雄介というもう一つの心があるという、すごく難しい役だったと思いますが、演じる上でどんなことを意識されたのでしょうか。
最初にストーリーを読んだときに、難しいなと思いました。これを果たしてできるだろうかと。お芝居していても、雄介の心臓が入って、ちょっとずつ雄介のパーセンテージが大きくなってくるけど、時々成瀬に戻ったりもするし、「今、僕の中には何%雄介があったほうがいいですか?」と監督や架純ちゃんに聞いたり。でも、成瀬の中の雄介が何%なのかというのは感覚でしかなく、説明しようがないから、僕も果たして何が正解だったのか、正直まだわかってないところもあります。でも、めちゃくちゃ悩んで、いろんな人に聞きながら、いろんなパターンを撮って、あとは監督に一番いいものを使ってくださいという感じだったので、きっとそれが正解だったと思いたいです。
――考えられるパターンをすべて試したからこそ、自分の中で納得できたと?
自分から「違うパターンも撮っていいですか?」