2019年2月1日 06:00
稲垣吾郎『半世界』で新境地「知らない世界が多すぎた」 再出発後の変化も
●グループから個への変化で“新しい自分”に
――新しい地図として活動を始めてから初の単独主演映画となった本作。演技に対して改めて感じることはありましたか?
演じるというのは、結局本人がにじみ出てしまう、隠せないものだと感じ、自分を磨いたり、いろんな経験をしたりすることが最大の役作りなのかなと思いました。舞台『No.9 -不滅の旋律-』で3年ぶりにベートーヴェンを演じましたが、3年前に見た印象と今年見た印象は違ったと思います。キャストが変わったこともあると思いますが、自分自身の変化や体験によって深みが増して進化できたのかなとも思っています。やはり役者はその時のリアルな感じが出ますよね。すごくそう思うので、日々を大切にしたいですし、肝に銘じていきたいです。
――このタイミングだったからこそ感じたのでしょうか?
そうですね。この2、3年で、僕らを応援してくださった方もスタッフも、いろんなことを感じたと思いますし、僕らも一人一人いろいろ感じるものがあった忘れられない数年だったと思う。
それによってまた深みを増して、俳優として成長できていればいいなと。なるべくそこは前向きに捉えようと思います。