2019年6月10日 10:00
『アラジン』作曲家アラン・メンケン「自分の曲に惚れこみすぎないこと」
でも、そうでなければ、その仕事は解決すべきパズルに過ぎない。いい企画であれば、その糸口を見つけるのみだ。どうやって曲が生まれるかは、本当にミステリーと言えるかもしれない。
よく噴水みたいに湧き出てくるね、と言われたりするけど、そういうことを言うと調子にのってしまう(笑)。常に自分に言い聞かせているのは、自分の曲に惚れこみすぎないことだ。みなさんが愛してくれるのならいいけど、作り手の自分がそうなってしまってはいけないと、常に自分を戒めている。自分としては、その水が尽きないといいなあと思うよ。
■プロフィール
アラン・メンケン
1949年7月22日生まれ、アメリカ出身のミュージカル音楽および映画音楽の作曲家、ピアニスト。
『リトル・マーメイド』(89)、『美女と野獣』(91)、『アラジン』(92)、『ポカホンタス』(95)で、それぞれアカデミー賞2部門を受賞。2014年に開幕したブロードウェイ版ミュージカル『アラジン』も、トニー賞作曲賞にノミネートされた。
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