2019年9月7日 16:30
草なぎ剛「これからも不真面目に(笑)」主演映画で再確認した柔軟性の大切さ
ありがとうございます。
――本作で、自分も知らない一面を市井監督から引き出してもらえるのではないかと話されていましたが、実際に引き出されたなと思う一面はありましたか?
市井監督とは、“水と油”みたいな感じで最後まで分かり合えずに終わってしまったんですけど、それがよかったなと。
――分かり合えず!?
監督はすごい真面目で、すべてに真剣に向き合うタイプなんです。僕はいい意味でラフ、悪い言葉で言うと不真面目(笑)。適当にやるくらいのほうがお芝居もうまくいくタイプだったので、最初は監督のことが嫌で(笑)、でも仕事って面白いもので、「監督大丈夫かな?」みたいなほうが、完成したときに自分自身も見たことない表情に出会えたり、そういった面で監督と分かり合えなくてよかったなと。僕はいつも台本を読まないで現場に行くような感じなんですけど、今回は真面目にやるのもいいなと思って、台本を読んでいた時期もありました。
『台風家族』のお仕事を決めるときも、尾野真千子ちゃんが出るって聞いただけでやるって決めて、本も読んでいるふりをしていたんですけど、尾野真千子ちゃんがOKするってことはいい本なんだろうと思って。