2019年9月21日 15:00
ブラピ「親子の関係を見直すため」『アド・アストラ』手掛けた理由語る
今回は、それよりもこの映画が、SFというジャンルで、どういう新しいものを見せられるか、また、価値のある作品にできるかということを考えていた。
――今回、宇宙服を着用しての演技が多く、目で繊細な感情表現をされていたのが印象的でした。演じる上で工夫した点はありましたか?
役者が悲劇や喪失感をリアルに感じていれば、それが観客にも伝わるんじゃないかと僕は思っているので、そういうふうに臨んだよ。よくニュース番組で、悲しんでいる人たちを見ると、観ている僕たちもその辛さを感じてしまうことと同じだね。
――ブラッドさんは、子どもの頃、宇宙に対してどんなイメージを抱いてましたか?
僕は子どものころ、月はだいたい三日月として描いていた。でも、今は夜に空を見上げると、完全に球体に見えているかな。また、地球以外にも惑星があり、銀河系があり、宇宙がさらに広がっていることも意識させられる。我々がどれだけちっぽけな存在なのかと感じるのと同時に、我々が問題としているものが、たいしたものじゃないとも思えるね。
――どこか、移住してみたい星はありますか?
僕はやっぱり地球がいいな(笑)。
○■俳優業は継続! プロデューサーとしての思いも
――「ニューヨーク・タイムズ」