2019年10月5日 16:00
トータルテンボス、全国ツアーで毎年進化! M-1卒業後に“原点”再確認
●M-1燃え尽き症候群から原点回帰「笑わせたい」
――お二人は、結成初期の頃はコントがメインで、途中から漫才中心に変えていったんですよね?
藤田:コントをやっていたのは初期の3年くらい、2000年までですね。
大村:2001年から『M-1グランプリ』が始まったんです。その頃はまだ漫才1本ではなく、2002年くらいまではコントも少しやっていましたが、それ以降はまったくやらなくなりましたね。
――漫才に絞った理由と、お二人が感じている漫才の魅力を教えてください。
藤田:最初のきっかけは、楽だったからだよね? コントだと小道具や衣装を持っていかないといけなかったけど、当時漫才は私服でやっていたのでめちゃくちゃ楽だったんですよ。
大村:聞こえが悪いな(笑)。漫才のほうが魅力があったというのが正直な話ですね。漫才は、素の俺と藤田で笑わせられる。
もちろんキャラに入って笑いをとるコントもすごいんですけど、素の自分たちでできるというのが新鮮だったんです。コントしかやってなかった分、同じウケでも漫才のほうが気持ちいいなって。あと、コント師は衣装や小道具を用意しておくので当日ネタを変えられず、このお客さんにはこのネタじゃなかったっていうのがよくあるんですけど、漫才はすぐにネタを変えられるという手軽さもいいなと思いました。