2019年10月25日 17:00
菅野美穂が貫く全力姿勢「がむしゃらにやるのみ」 母親になり意識の変化も
ウィル演じるヘンリーは、そこに安らぎを感じたのかなとも思いました。
――今回、ウィルVSウィルの闘いが繰り広げられますが、実際に映像を見て、いかがでしたか?
ウィルとウィルがヘッドロックをしたりするのですが、その時点でもう勝ちですよね。こういう設定をよく思いついたなと感心しました。俳優としては、年をとったり若返ったりする場合、特殊メイクを施して、衣装やウィッグをつけたりしてきましたが、今回はCGで本当にナチュラルに若くなっていました。これこそ、本物の魔法で、すごい時代になったなと思いました。
また、映像としてのセンセーショナルさだけではなく、若い自分と今の自分が向き合うという葛藤も描かれます。若ければ迷いや葛藤があるし、現在の自分も孤独を感じていたりもします。どっちがいいと、ひと言では言えないですが、人生を問いかけるような作品になっているのではないかと。
――現在、二児の母でもある菅野さんですが、作品選びにおいて変化などはありましたか?
まずは大前提として「この役を菅野美穂にやらせてみたい」と、選んでオファーをいただけること自体がありがたいと思っています。今はまだ子どもが小さいので、以前のように身軽には飛び込めないのですが、かといって慎重にもなりすぎず、でも、どこかで挑戦したいという思いもあります。