2019年10月31日 10:00
古川毅、横浜流星の前で11回連続NG…初演技の挫折から到達した『3年A組』
僕にも多少はあって、それが反骨心というか、モチベーションを保つ原動力になったような気がします。
――その間も役者業に興味は湧かなかったんですか?
いえ、そんなこともないです。演技レッスンを時々受けていて、「こういう作品に出られたらいいな」と純粋に思うようになりました。最初の演技の仕事は『兄友』(18)でした。
――現在ブレイク中の横浜流星さんとの共演でしたね。
とても優しい先輩です。
――最初のシーンでNGを11回連続で出したそうですね。
めちゃめちゃNG出してしまいました(笑)。
緊張もあるし、どうしても実力を出せなくて。現場に立つと……全くそういう空気に触れたことがなかったので、緊張していましたね。すごく。
●菅田将暉からの金言「感性は武器」を胸に
――その時、横浜流星さんの反応は?
僕が考え込んでいたら、すぐに来てくれました。「そのお芝居の仕方は間違いじゃないけど」と作品の世界観について、優しくアドバイスしてくださって。その言葉には本当に救われました。それから、現場に行くのが楽しくなったんです。
――演じることに対しては、今でも苦手意識が強いんですか?
苦手意識はありませんが、その時々で挫折のようなことはあって、それに向けてどうしたらいいのかをその都度考えて、それを乗り越えることによって自信にも繋がって。