2019年11月28日 11:00
『アナ雪2』監督が明かす前作からの進化 さらなる続編の可能性も質問
あのシーンは何を象徴しているのでしょうか?
氷がダイヤモンド型になるのは、自然の精霊たちのシンボルを表しているから。オラフが途中で「水には記憶がある」という台詞を話すが、あのダイヤモンド型の彫刻が登場するのは、エルサが過去の記憶とつながった証拠なんだ。本作には、風、火、水、土の精霊が登場するが、エルサが「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌うシーンで、彼らとつながることになる。このダイヤモンドは、そこから先もいろんな場面で出てくるよ。ただ、それらのすべては、エルサから端を発しているものとなる。
――今回、キャラクターたちの表情が前作よりもさらに繊細に表現されていたのが印象的でした。
前作の制作時から6年経っていて、アーティストたちは、当然、ディズニーのアニメーション作品全部に関わっているから、その間、彼らの技術がどんどん向上していったんだ。顔の表情を作るスキルもかなり上がっているから、細やかな感情のバリエーションを作ることができたよ。
とにかく全体的なエフェクトがかなり進歩している。――トロールの「未来が見えない時は、今できることをする」という言葉が深いです。このフレーズが、何度も繰り返されるのがとても印象深くて、まるで交響曲のような作りだなと思いました。