2012年8月15日 22:16
タルタルソースなしもあった! 発祥地・宮崎で味わう元祖チキン南蛮
2大ルーツの味とはどんなものか。
まずは直ちゃんを訪ねてみた。
店内に入ると、カウンターが目に飛び込んできた。
その前に並ぶ緑色の丸イスがレトロな雰囲気を醸している。
オーダーして待つことしばし。
出てきたチキン南蛮はお皿にデンとのり、かなりの迫力。
タルタルソースがかかっていない分、とてもシンプルな印象だ。
揚げものでありながらさっぱりした味わいで、ギトギトした油っぽさは感じられない。
お店の方によると、宮崎県産の鶏のムネ肉をサックリ揚げ、秘伝のタレにくぐらせているという。
かんきつ系の香り漂うタレが食欲をそそる。
あと口もさわやかなだけに酒の肴にもぴったりで、左党に好まれているそうだ。
一方、おぐらはどうだろうか。
昭和46年開店の大瀬店にうかがう。
こちらは明るい雰囲気のファミリーレストランといった造りだ。
こちらのチキン南蛮も洋食スタイルで提供。
キャベツに寄り添うようにチキンが盛りつけられ、その前面にタルタルソースが広がる。
背筋を伸ばしていただきたくなるような、洗練された装いだ。
ムネ肉は食べやすいように数ピースに分けて揚げてある。
彩りを添えるタルタルソースはやや甘めでまろやかな味。