くらし情報『まるで大トロ! - 大間マグロに続く青森の新ブランド「八戸前沖さば」』

2012年10月11日 11:42

まるで大トロ! - 大間マグロに続く青森の新ブランド「八戸前沖さば」

の実力だ。

一年のうち、最も旨いのは秋。

日本国内では最北端のサバの漁場である八戸前沖は、秋の早い時期から海水温が下がるため、他の海域のサバよりも脂肪を豊富に含む。

トップシーズンに漁獲されるサバは、粗脂肪分30%に達するものも。

標準的なマサバの脂肪分は12%程度であるから、”大トロ”に喩えられるのも頷ける。

この「船凍さば漬け丼」のサバは、最もおいしいこの季節にまとめて買い付け、鮮度が落ちないうちに船で凍結。

これにより一年中、安定したおいしさを提供しているのだという。

八戸に暖簾を掲げて35年ほど。


同店を経営する沢上弘さんは、未来の青森への思いを込める。

「昭和30年代は、サバは山ほどとれたものですが、その後漁獲高は激減しました。

青森の人間にとっては最も親しみのある魚ですが、苦手な子どもいます。

『八戸前沖さば』のおいしい料理で、地元の子どもたちにもしっかり郷土の味を伝えていきたい」。串焼きからシメサバまで、あらゆるサバ料理が味わえる姉妹店の『サバの駅』も人気だという。

サバのサンドイッチ「サバンド」など、ユニークな名前のメニューもある。

いよいよ本格的なシーズンの到来、このサバだけを目当てに青森を訪れても、決して損のない旅になるはずだ。

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