2012年10月19日 11:46
愛知県名古屋にて、絶大な人気を誇る「おもてなし武将隊」「姫隊」の裏事情
これは名古屋市の「ふるさと雇用再生特別基金事業」の一環で、事業名はその名も「『武将都市ナゴヤ』おもてなし隊事業」。
新しい仕事を作って、無職の若者に働いてもらう雇用創出事業。
そこに「武将隊」という切り口を持ってきたことが斬新だった。
結果、若者は仕事にありつけ、地域は観光客が増えて経済効果も上々。
事業が軌道に乗れば補助金に頼らずに継続もでき(名古屋おもてなし武将隊は現在、民営化している)、まさにいいことずくめ。
この成功モデルに便乗し、伊達武将隊(仙台)、土佐おもてなし勤王党(高知)など全国で後発の武将隊も続々と出現した。
名古屋に限らず、愛知県には戦国時代ゆかりの史跡が多い。
なので愛知県内でも各地で「緊急雇用」ローカル武将隊が結成されている。
「グレート家康公 『葵』武将隊」は、岡崎城のある岡崎市をホームに活動。
岡崎が故郷の徳川家康をメーンに、酒井忠次(さかいただつぐ)や本多忠勝(ほんだただかつ)などが集結している。また、古戦場のある長久手(ながくて)市では、長久手歴史トラベラーズ(長トラ)を結成。
池田恒興(いけだつねおき)をメーンキャラに、よりローカル色を強めているが、どちらもイベントなどで引っ張りだこの大人気である。