2012年11月8日 19:41
JR東日本”スマート電池くん”ついに実用化! 烏山線に新型車両EV-E301系導入
JR東日本は6日、「蓄電池駆動電車システム」(車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするシステム)を採用した新型車両の先行車を烏山線に導入すると発表した。
新型車両の車両形式は「EV-E301系」で、EV-E301とEV-E300の2両編成。
各車両に大容量の蓄電池(600V、95kWhのリチウムイオン電池)を搭載し、EV-E301にはパンタグラフも装備している。
運用区間は宇都宮~烏山間で、電化区間では通常の電車と同様、架線からの電力で走行。
同時に蓄電池を充電する。
非電化区間では蓄電池の電力で走行し、烏山駅の充電設備で走行に必要な充電を行う。
同車両の定員の合計は265人(座席定員99名)で、ロングシートの座席配置に。
室内照明をすべてLED化するなど、消費電力の低減を図る。
最高速度は100km/h。
営業運転開始は2014年春頃の予定で、最終的には烏山線の気動車全車両を新型車両に置き換えるという。
JR東日本は、非電化区間の新たな環境負荷の低減方策として、「蓄電池駆動電車システム」の開発を進めてきた。
これを採用したクモヤE995形「NE Train スマート電池くん」