2012年11月29日 11:16
岐阜県の下呂温泉にはものすごく開放的な無料露天風呂がある!?
これが話題の秘湯なのか?なんというか、もっと野山に囲まれた「野趣あふれる」雰囲気を想像してたんだけれどな。
じゃあ、入ってみるか。
脱衣所はどこだ……?ん?脱衣所、ないの??マジ?少し冷静になって周囲を見渡すと、視界一面に広がるのは、益田川に沿って林立する下呂温泉の旅館群だ。
しかも温泉のすぐ隣には大きな橋(下呂大橋)があって、湯治客がひっきりなしに往来している。
360度どころじゃなく、橋の上からも視線にさらされる、つまり自分の裸が周囲から完璧に「丸見え状態」なのだ。
この時点で、さっきのおばちゃんの含み笑いがようやく理解できたのだった。
尋常な精神の持ち主ならば、この中で裸になるやつはいないだろう。
そうは言っても、入らねば。
うーん、人通りの少なくなる夜中まで待つか……風呂の周囲をウロウロしつつためらっていると、僕の横をすっとおやじさんが通り過ぎた。「兄さん、悪いね。
先に入るでね」。
言うやいなや、周囲の視線をものともせずスルスルと服を脱ぎ、そのままスッポンポンになるじゃないか!サラサラとかけ湯をして、温泉にトポンと浸かるおやじさん。
小さく「ふぅ」と声まで漏らす。