くらし情報『マネーのトリビア (36) 年金制度は危ないらしい…それでも”国民年金”の保険料を払ったほうがいい?』

2012年12月11日 12:06

マネーのトリビア (36) 年金制度は危ないらしい…それでも”国民年金”の保険料を払ったほうがいい?

若い人でも、バイクの事故などで重い障害を負うことがありますよね。

そんなとき国民年金の保険料を払っていなかったら、障害年金は受け取れません。

現在の年金額は障害が重い場合で年間約98万円、それより軽い場合で約79万円。

もし障害が一生続くとしたら、障害年金があるとないとでは経済的にまったく違ってきてしまいます。

それを考えても、国民年金にはやはり入っておくべきです。

公的年金が当てにならないので、国民年金の保険料を払うのをやめて、自分で保険会社の個人年金保険に入ったほうがよいのではないかと考える人もいるようですが、それも賢明とはいえません。

現在のような低金利のときに個人年金保険に加入すると、将来受け取れる年金額の総額は、払った保険料の総額のせいぜい1.2倍でしょう。

一方、国民年金の平成24年度の保険料は年間約18万円で、これを20~60歳までの40年間払うとすると720万円。


これに対して、現在の年金額は約79万円ですから、65~90歳までの25年間受け取るとすると1975万円となり、払った保険料の2.7倍以上の年金が受け取れる計算です。もちろん、保険料は上がるかもしれないし、年金額は下がるかもしれませんが、それでも個人年金よりはずっとおトクです。

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