GHQに没収されかけた歴史も…「日本刀」、いくらで買える!?
その中に日本刀も入っていて、そのままだと没収されて廃棄されてしまう。
なので、美術品として保存する仕組みを作るようにGHQに嘆願書を出して、それが認められたんですね。
危うく日本刀はすっかりこの世からなくなってしまうところだったんです。
――日本刀っていくらぐらいするものでしょうか。
もちろんピンキリですが、無銘(作者など不詳)のものでいいなら1振り10万円ぐらいからありますよ。
――ピンの方の価格はどのくらいなのでしょうか?歴史的な価値の高いものや、名工が作ったものは高価になります。
昔の名工の素晴らしい刀には億を超えるものもあります。
――現在の名工の刀はいかがでしょうか?例えば、私が現在の最高の刀鍛冶だと思っている大野義光さんという人がいますが、この人が作った刀は最高の値段がつきますよ。
――どのくらいの価格になるのでしょうか?やはり一振り500万円はするでしょう。
本当に美しい波紋を持つ刀で、日本中の愛刀家が大野さんの作品を褒めると思います。私は大野さんこそ人間国宝になるべき腕を持った人だと思ってます。
――大野さんは現代の作家さんですが、その作品は多くあるのでしょうか?いえ、現在はですね、一般的には1人の作家は「月に2振りしか日本刀を作ってはいけない」